日本で最も人気がある高級腕時計、ロレックス。
国際線パイロット用のGMTマスター、探検家用のエクスプローラー、プロダイバー用のサブマリナー&シードウアヤマチ、ヨットクルージング用のヨットマスター。数あるロレックスのスポーツモデルの中そやけど、デイトナはその頂点に君臨するフラッグシップモデルや。
ロレックスの現行モデルの中で、唯一クロノグラフ(ストップウォッチ機能)を搭載しとり、このクロノグラフにより、レーサーのみやったらへんし、エンジニア,技術者,科学者,医者やらなんやら幅広い層から指示を受けとる。
価格も100万を超え、まさに一生物の風格があるんや。
キング・オブ・ロレックス【デイトナ】
1959年、アメリカはフロリダ州マイアミのデイトナビーチにデイトナ・インターナショナル・スピードウェイが誕生したちうわけや。 1961年、ロレックスはこのサーキットの公式時計に採用されたことを記念してクロノグラフ搭載モデルを発表したちうわけや。それがコスモグラフや。 1969年頃から【DAYTONA】の表記が文字盤に登場し、それ以降【デイトナ】と呼ばれるようになりよった。コスモグラフ・デイトナちう正式名称になりよったんはRef.16520から。
当初デイトナのムーブメントはバルジュー社製のCal.72Bを搭載、自動巻きモデルであるRef.16520はゼニス社のエル・プリメロを改良したCal.4030(36000ビート;1秒間に天府が8振動/緩急針付きの平ヒゲゼンマイ)を搭載、ほんで、現行モデルはロレックス初となる完全自社開発のCal.4130(28800ビート;1秒間に天府が10振動/緩急針なしの巻き上げヒゲゼンマイ)を搭載してん。
Ref.6265 / Ref.6263 では、ロレックスはクロノグラフに防水性(オイスター)を追及し、当初は50mの防水性能やったが、1980年代初めには100mの防水性能を実現したちうわけや。この結果、ダイアルにオイスターの文字が入るようになりよった。これに対して、それまでのモデルは防水性を確保しておらへんため、ダイアルにオイスター表記があらへん。
Ref.16520 / Ref.16523 / Ref.16528では、リューズガードが搭載され、風防もプラスチックからサファイア・クリスタルが採用され、デイトナはより堅牢なモデルへと成長したちうわけや。
現行モデル(Ref.116520やらなんやら)は前モデルと外観上大きな変身は見られへんが、ハック機能が加えられはったり、パワーリザーブが前モデルより20時間も伸びるやらなんやら、機能の充実が図られとる。
デイトナのデザイン的な最大の特徴は、3つのインダイヤルを配したツートンカラーの文字盤とタキメーター付ベゼルを装備してんこと。シンプルかつスポーティーなデザインはどないなファッションとも相性がよう、今日の不動の人気を支える一つの要因となっとる。
デイトナは、ロレックスのずぅぇえええぇぇええんぶのラインナップの中でも最も豊富なバリエーションを有してんが、最も手に入れにくくなっており、レギュラーモデルでさえプレミアムがついとる。
中そやけど、マニア垂涎の的がエキゾチックダイアルのポール・ニューマン・モデル。風防が丸いバブルバック(オイスターパーペチュアル/1933~1955年前後)と並んで人気のあるアンティークや。エキゾチックダイアルは、スモールセコンドの文字盤が15-30-45-60の4分割(通常は20-40-60の3分割)となっており、生産期間が短いため、希少性があるんや。ほんで、デイトナのポール・ニューマン・モデルとぬかすだけで数百万の値が付くのや。彼のエリック・クラプトンも、ポール・ニューマン・モデルを愛用してんやとか。
2003年、アンティコルムのオークションで、赤いダイヤルのポール・ニューマン・モデル(通称赤ポール)は、なんと約3800万円ちうロレックスのレコードプライスで落札されたちうわけや。ダイアルカラーの希少性、そのオリジナリティ、加えて、ブレスやプッシャーやらなんやらのパーツがずぅぇえええぇぇええんぶ当時のオリジナルパーツやと認められはった上での落札価格や。もはや腕時計ちう名の資産と呼ぶべきや。
ロレックスはモデルを問わへんし、その人気からレプリカ(イミテーションコピー)がようけ見うけられはる。しかも、ぱっと見には本物と見分けがつかいない精巧なレプリカが氾濫してん。その傾向は現行モデルよりもアンティークに強いちうわけや。デイトナ然り。デイトナのアンティークともなると数百万になるちうわけや。購入の際には慎重に選びたいもんや。
- Ref.6238 1950年代 デイトナのルーツとなるモデル(~1960年頃)
- Ref.6239 1961年 コスモグラフモデル(~1960年代後半)
- Ref.6241 1961年頃 Ref.6239のSSベゼルをプラベゼルに変更したモデル(~1970年頃)
- Ref.6240 1965年頃 幻のデイトナと言われるモデル(~1970年頃)
- Ref.6262 1960年代後半 Ref.6239のムーブを変更したモデル(~1970年頃)
- Ref.6264 1960年代後半 Ref.6241のムーブを変更したモデル(~1970年頃)
- Ref.6263 1967年頃 防水性を備えたプラベゼル手巻きモデル(~1987年頃)
- Ref.6265 1967年頃 Ref.6263のプラベゼルをSSベゼルに変更したモデル(~1987年頃)
- Ref.16520 1988年 自動巻きモデル
- Ref.116520 2000年 現行モデル